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英語の多読でHappy Reading! 簡単な洋書からレベルを上げていって、100万語を読むことを目指します。
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B000V7NVNA多聴多読マガジン 2007年 10月号 [雑誌]
コスモピア 2007-09-06

by G-Tools


多聴多読マガジン 2007年 10月号』を読む。
今回の「快読快聴ライブラリ」は5本のGRを収録している。ざっくりと読んでみたのでその感想をば。

1本目、YL0.8の『If Big Can... I Can』は、熊のBigとコアラのIのお話。Bigができることなら、小さい僕にもできるはず、とコアラのIは、いろんなことに挑戦します。だけどBigのようにはなかなかできなくて…。という内容。
タイトルのとおり"If Big can run... then I can run(Bigが走れるなら、僕だって走れる)"とあって、そのあとIのひとり言が括弧書きで"Though not as quick, I'm only small(だけど僕は小さいから速く走れない)"と続く展開。前の"If Big can ~"の繰り返しはやさしいものの、後ろの括弧書きの部分がなかなか難しい。挿絵も手伝って意味は通じるけど、YL0.8の絵本にしてはちょっと手ごわい内容。

2本目、YL0.8の『The Magic Barber』は、住民全員が黒い帽子をかぶっている小さな町のお話。その町に魔法の床屋(The Magic Barber)がやってきます。住民たちは帽子を脱ぎ捨てて散髪をしてもらいます。いろいろな髪型にしてもらって喜んだ住民ですが、翌朝目覚めてみると…。という内容。
こちらは読みやすい文章。ただ本文だけでなく床屋の看板の内容とかもしっかり読んでおかないとおもしろさがわからないかも。よくある落ちではあるものの、最後に"Everybody is happy."とあるけど、本当に住民たちはそれでHappyなのかな。

3本目、YL2.0-2.2『The Elephant Man』は、映画にもなったエレファントマンのお話。医者のTrevasは街中で"The Elephant Man"の貼り紙を見ます。店内に入ってみると、Merrickという男がその醜い姿のため見世物となっていました。Merrickに興味を持ったTrevasは、Merrickを病院に引き取りたいと申し出ます。という内容。
こちらは第1章だけの収録で、上に書いたところまでの内容となっている。英語としてはそれほど難しいところはないかな。特異な病気であることもあるけど、Merrickの病状について1ページかけて丁寧に描写している。かなり細かく書かれているが、こちらもわかりやすい表現で書かれている。

4本目、YL2.6-2.8『Logan's Choice』は、「Inspector Logan」シリーズの2作目。レストランのオーナーのAlex Macmillanが浴室で殺されているのが発見されます。エディンバラ警察のInspector(警部補)のJolly Loganは、Alexの妻AliceとAliceの兄Donald Johnstoneに事情聴取するのですが…。という内容。
こちらも第1章だけの収録で、上に書いたようにAliceとDonaldへの事情聴取までとなっている。ちょっと前に読んだばかりなので、感想はそちらで。それと今号には著者のRichard Macandrew氏のインタビューも載っていて、最初は主人公は男性で書き始めたとかなどの裏話や、どのように創作しているかなどの話を著者自身の言葉で語っている。

5本目、YL3.2-3.4『The No.1 Ladies' Detective Agency』は、アフリカのボツワナのお話。Mma Ramotsweはボツワナ一の女性探偵として知られています。ある日、Mma Ramotsweのところにある女性が事件の依頼にやってきます。出稼ぎに出ていた依頼者の父親が帰ってきたのですが、彼には不審なところがあって、本当の父親かどうか調べてほしいとのこと。はたして彼は本当の父親なのでしょうか。という内容。
こちらも第1章だけの収録だが、この事件は無事解決しているので、満足。さらに他のエピソードも読んでみたいというストーリーになっている。英語もそんなに難しくないんだけど、アフリカのお話なので人名や地名が見慣れないものばかりなのがちょっと苦労する。ボツワナの地図も載っているので地名はそこを見ればいいんだが、やっぱり見たことのない単語が出てくると少しとまどってしまう。でも全体的には読みやすい内容。

ということで、一番難しかったのが1本目の『If Big Can... I Can』という結果になってしまった。おもしろかったのは5本目の『The No.1 Ladies' Detective Agency』で、近いうちに最後まで読んでみたい。


If Big Can... I Can(Beth Shoshan)
シリーズ名:Meadowside Children's Books
YL:0.8
総語数:263
累計語数:281249
1845392493If Big Can... I Can (Mini Board Books)
Beth Shoshan Petra Brown
Meadowside Children's Books 2006-09-07

by G-Tools


The Magic Barber(John Milne)
シリーズ名:Macmillan Readers level 1(MMR1)
YL:0.8
総語数:572
累計語数:281821
140507793XThe Magic Barber (Macmillan Readers)
John Milne
Macmillan ELT 2006-08-22

by G-Tools


The Elephant Man(Tim Vicary)
シリーズ名:Oxford Bookworms level 2(OBW2)
YL:2.0-2.2
総語数:1082(Chapter 1のみ)
累計語数:282903
0194229408The Elephant Man: Level 1 (Oxford Bookworms Library)
Tim Vicary Tricia Hedge
Oxford Univ Pr (Sd) 2000-08

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Logan's Choice(Richard Macandrew)
シリーズ名:Cambridge English Readers level 2(CER2)
YL:2.6-2.8
総語数:1476(Chapter 1のみ)
累計語数:284379
0521795060Logan's Choice(Cambridge English Readers:Level2)
Richard Macandrew
Cambridge Univ Pr (Txp) 2001-01

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The No.1 Ladies' Detective Agency(Alexander McCall Smith)
シリーズ名:Penguin Readers level 3(PGR3)
YL:3.2-3.4
総語数:1458(Chapter 1のみ)
累計語数:285837
1405837594"No.1 Ladies' Detective Agency" (Penguin Longman Penguin Readers)
Alexander McCall Smith
Penguin Books Ltd 2006-03-23

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「快読快聴ライブラリ」10月号累計語数(blogmeter用データ)
総語数:4588語
累計語数:285837語
PR
052153660XThe University Murders (Cambridge English Readers Level 4)
Richard Macandrew
Cambridge Univ Pr (Txp) 2003-10

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The University Murders(Richard Macandrew)
シリーズ名:Cambridge English Readers Level 4(CER4)
YL:4.5
総語数:19500語
累計語数:280986語

The University Murders』を読む。

酔っぱらいのBilly Marrは「女性を殺した」とLoganに供述します。ただBillyは酔っているうえに今までも嘘の供述ばかりしていたのでLoganは信用しません。ところが実際にBillyの供述どおり死体が発見されます。被害者は大学の研究生のClare Rutherford。Loganは捜査に乗り出し、大学関係者から事情を聴取します。そんな中、同じ大学の研究助手のFran Stewartの遺体が発見されます。2つの事件の犯人はやはりBillyなのでしょうか、それとも別の人物がいるのでしょうか。という内容。

「Inspector Logan」シリーズの4作目。タイトルにはLoganの名前が出てこないけど、今回も主人公はエディンバラ警察のInspector(警部補)のJolly Logan。表紙には「An Inspector Logan Story」とも書かれている。
舞台はタイトルどおり、大学。といっても産学協同でやっている研究所といったところ。登場人物も学生(student)ではなく研究生(research student)で、最初の被害者のClareは25歳となっている。研究分野は情報関連で、無線技術、コンピュータ言語、セキュリティなどの技術を研究開発している。ちなみにどうもLoganはコンピュータは苦手らしい。
ストーリーとしてはどうなのかな。あちこち事情聴取しているけど、どうも捜査に進展がなく、最後のほうで急展開で犯人が捕まってしまう。序盤のほうに出てきた人物があやしいぞと思っていただけに、あれれって感じ。
今回はLevel 4に挑戦してみたけど、登場人物も同じで、CER1から順にステップアップしているので、そんなに難しくないか。というより、この本でようやく「わからないところはとばす」というのができた。今まではわかる英語の範囲だったので、つい訳しながら読んでいた。だけど、このレベルだとわからない文とか出てくるので、逆に飛ばし読みすることを覚えて、かえって日本語の本を読むような感じで読めたような気がする。
今のところはこういう読み方でどんどん読んでいったほうがいいのかな。まだなんとかストーリーは追いかけられる程度の理解力だから、読書としては十分楽しめているけど。

この『The University Murders』で現在発売されている「Inspector Logan」シリーズはおしまい。ただ、ストーリーは完結しているというわけでないので、CER5以上で続編がでるのかも。
0521750202A Puzzle for Logan(Cambridge English Readers:Level3)
Richard Macandrew
Cambridge Univ Pr (Txp) 2001-11

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A Puzzle for Logan(Richard Macandrew)
シリーズ名:Cambridge English Readers Level 3(CER3)
YL:3.6
総語数:16000語
累計語数:261486語

A Puzzle for Logan』を読む。

7年前に逮捕された殺人犯Ronnie Campbellが脱獄したという報せが、エディンバラ警察のInspector(警部補)のJolly Loganのもとに入ります。時を同じくしてエディンバラ郊外の公園で女性の死体が発見されます。Ronnieが彼女を殺したのでしょうか。さらに捜査を進めるうちにさまざまな事件や謎が現れてきます。はたしてLoganはこの謎を解くことができるのでしょうか。という内容。

「Inspector Logan」シリーズの3作目。本作は"Puzzle"というタイトルがつくだけあって、話の内容が複雑。脱獄したRonnie Campbellの行方と脱獄した理由、遺体で発見されたMorag Mackenzieの殺害犯、Moragが失踪する前に残した"the main man"という謎の言葉、7年前の被害者のCriag Sinclairの死の真相など、いくつかの謎が交差している。そのため全体像をつかむまで少しストーリーの流れがわからなかった。ただそこをクリアすれば途中で犯人が予想つくほど推理小説としてはやさしい展開。
ストーリーの最後の方、情報が集まってLoganが事件の全容を考えている場面で、Loganは自宅のソファに座って、CapercaillieのCDをかけている。Capercaillie(カパーケリー)はスコットランドの音楽グループで、YouTubeにCapercaillieの動画がいくつかあるので試聴してみたけど、民族音楽を現代風にアレンジしたような感じ。本文中には"Capercaillie, her favourite Scottish band"とあって、Loganのお気に入りのバンドらしい。こういった人物描写が出てくるようになってきたのもおもしろい。
YL3.6ということで難しくなっているかなと心配はしたけど、それほどでもないかな。英文は少し長くなったものの、何とか読める。ただ上にも書いたが話が複雑になっているから、それが大変だった。あとCER3では挿絵がなくなっていている。今までは少しは挿絵による理解もあったが、今回からは文章だけで想像しなくちゃいけない。それでも挿絵なしの64ページの小説が読めたのはかなりの自信になるかも。
0521795060Logan's Choice(Cambridge English Readers:Level2)
Richard Macandrew
Cambridge Univ Pr (Txp) 2001-01

by G-Tools


Logan's Choice(Richard Macandrew)
シリーズ名:Cambridge English Readers Level 2(CER2)
YL:2.6
総語数:9700語
累計語数:245486語

Logan's Choice』を読む。

スコットランドのエディンバラ、レストランのオーナーのAlex Macmillanが浴室で殺されているのが発見されます。エディンバラ警察のInspector(警部補)のJolly Loganは捜査に乗り出します。部下のGrant、新聞記者のTam MacDonaldなどの情報から容疑者は、レストランの共同経営者のIan Rossと、Alexの妻Aliceの兄のDonald Johnstoneの2人に絞られます。はたしてAlexを殺害した犯人は…。という内容。

前作『Inspector Logan』に続く「Inspector Logan」シリーズの2作目。本作ではGrantが大活躍です。本作ではちゃんとLoganのことを"madam"と呼ぶようになったし、Loganのほうも彼を能力を評価していてなかなかいいコンビ。後半ではかなり危険な役どころもこなし、LoganとGrantの信頼関係がよく出ている。
タイトルの"Logan's Choice"って何を選択(Choice)するのかと思ったら、Ian RossとDonald Johnstoneの2人の容疑者のうちどちらを犯人として推理するのかということだった。最後から2ページ目の後半になってようやく、"It was a choice between Ross and Johnstone, but I always thought it was ---.(犯人はRossとJohnstoneとの間の選択ではあったが、私は常に---であると思っていた)"という文章が出てきている(---の部分は犯人の名前なので伏せてます)。読み始めのときからもっと重大な決断かと思ってたから、ちょっと拍子抜けかも。
なんか"choice"と"decision"の区別がつかないや。この場合は二者択一だから"choice"でいいのかなあ。"choice"だと「どちらにしようかな」で決めるような感覚がして、"decision"のほうがしっかり考えて決断する重みがあるような気がするし。でも、昼食はどこで食べようかとかいう文でも"decide"って使われているし。どう違うんだろう。
と、こういう単語のニュアンスの違いまで考えられるようになってきたのは成長だろうか。
0521750806Inspector Logan (Cambridge English Readers:Level1)
Richard Macandrew
Cambridge Univ Pr (Txp) 2003-02

by G-Tools


Inspector Logan(Richard Macandrew)
シリーズ名:Cambridge English Readers Level 1(CER1)
YL:1.4
総語数:4200語
累計語数:235786語

Inspector Logan』を読む。

Jenny Loganはエディンバラ警察のInspector(警部補)。赴任した初日に、Robett Kerrの妻、Margretが失踪するという事件が起きます。LoganはSergent(巡査部長)のGrantと捜査を始めます。郊外の古城でMargaretは遺体として発見されたのですが、遺留品の携帯電話の履歴から医師のAndrew Buchananが重要参考人として浮かび上がります。はたしてMargaretを殺害した犯人は…。という内容。

「Inspector Logan」シリーズの1作目。登場人物が少ないので犯人はすぐにわかってしまうかな。でも捜査の展開や登場人物の人間関係はよく書けていると思う。
Loganは部下であるGrantに"madam"と呼んでもらいたいらしいんだけど、赴任当初はGrantはLoganを"madam"と呼んでくれない。「マダム」というとなんか貴婦人ぽいけど、ここでは男性の"sir"と同じような敬称のこと。本文中にも"Sergents usually call inspectors 'sir' or 'madam'.(巡査部長はふつう警部補のことを"sir"か"madam"と呼ぶものだ)"とある。でも、無事に捜査を終えたときにGrantが"madam"と呼んでくれるのが、ストーリーの本筋とは別に2人の関係がうまく出ていてよくできている。
もともと日本語では推理小説はあまり読むほうでなかったけど、推理小説は人物描写も細かく描かれているし、証拠品など小道具もいろいろ出てくる。読むほうも証拠や動機を見逃さないようしっかり読むし、「犯人は誰か」なので最後まで読まないといけなかったりするわけなので、あんがい英語教材向きだな。

この「Inspector Logan」シリーズはCambridge English ReadersのLevel 1の『Inspector Logan』につづいて、Level 2の『Logan's Choice』、Level 3の『A Puzzle for Logan』、Level 4の『The University Murders』の各レベルから4冊が出ている。しばらく順に読んでいく予定。Level 4とかだとYL4.5となるけど、登場人物が一緒なのでどこまで読めるかチャレンジしてみよう。
0521704642A Death in Oxford (Cambridge English Readers: Starter Level)
Richard Macandrew
Cambridge Univ Pr (Txp) 2007-06-30

by G-Tools


A Death in Oxford(Richard Macandrew)
シリーズ名:Cambridge English Readers Starter(CER0)
YL:1.0
総語数:2100語
累計語数:231586語

A Death in Oxford』を読む。

英国Oxfordの街で医師のJanet Leightonが殺害されるという事件がおきて、Oxford警察のFrank Williamsが捜査に乗り出します。重要参考人はJanetのクリニックで働くBarbara、顧問弁護士のElizabeth、Janetの夫のSimon、Janetの息子のChrisの4人。Frankはこの4人の一人一人にJanetとの関係、前日の行動を聞きまわります。はたしてJanetを殺害した犯人は…。という内容。

章ごとにFrankたち警察が捜査している章と、それぞれの重要参考人たちが被害者のJanetとのかかわりを話す章とが交互に書かれている。最初はその仕組みがわからなくて、なんで被害者がまだ生きているんだろうと思ってしまった。よく読むと供述をしている章は前日の出来事となっている。このパターンがわかったら読むのは楽なんだけど、少しとまどってしまった。
Starterレベルなので文法はややこしいことはない。ただミステリなので警察の役職がいくつか出てくるので、念のため辞書で確認はしておいた。"police inspector"が《米》警視正、《英》警部補となり、ここでは英国の話なので警部補。"police sergeant"が巡査部長。ちなみに警部補のほうが巡査部長より偉い。
被疑者それぞれに動機があるので、最後まで誰が犯人かはわからないようになっている。ただ犯人を決定づける証拠がちょっと後だしのような感じもするかな。ということで、その証拠品が出てくるまでは犯人は誰でもいいわけだし、証拠品が出てきたら犯人は一人に絞られるわけで。推理小説としてはどうなのかな。詳しく書くとネタバレになりそうだから、このへんで。
あとタイトルのOxfordは街の名前。Oxfordはオックスフォード大学で有名な街だが、この話は大学は出てこないで大学とは無関係の話となっている。
052165615XHelp! (Cambridge English Readers: Level 1)
Philip Prowse
Cambridge Univ Pr (Txp) 1999-08-28

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Help!(Philip Prowse)
シリーズ名:Cambridge English Readers Level 1(CER1)
YL:1.4
総語数:4600語
累計語数:229486語

Help!』を読む。

売れない作家Frank Wormoldは、ハリウッドの映画会社から小説を映画化したいと連絡を受けます。ところがその小説は前半部だけで完成していないものでした。続きを書いてほしいといってプロデューサーはFrankにパソコンを買い与えます。今まで手書きで原稿を書いていたFrankはコンピュータの操作が苦手でしたが、このパソコンは"help"とタイプするだけで人格を持ったヘルプ機能Chipが何でも助けてくれるというもの。ところがChipがどんどん暴走して、手助けだけでなくおせっかいを焼くようになって…。という内容。

Cambridge English Readersシリーズは他のGRと違って大人向けのオリジナル作品を集めている。この『Help!』もそのうちの一つ。確かに登場人物も大人ばかりだし、ストーリーも子供向けというわけではない。ただLevel 1なのでそんなに深みのある話ではなかった。結末もそうきたかとは感心はしたけど、○落ちだし。
主人公のFrankがいるのがロンドンで、ハリウッドの映画会社はもちろんアメリカ。ということでイギリス英語とアメリカ英語の比較がいくつか出てくる。一番わかりやすいのがFrankが"colour"と書いたところで、Chipがアメリカでは"color"と綴らないといけないというところ。他にも"film"と"movie"の違いがあったり、米語は出てこないけど英語の"lift(米語ではelevator)"というのがあった。
あとプロデューサーがFrankのためにパソコンを買うシーンで、パソコン音痴のFrankにいろいろパソコン用語を解説している。例えばe-mailを解説するのに"The Internet, You can send letters by computer all over the world quickly.(インターネットだよ、コンピュータを使って世界中に素早く手紙を送ることができるんだ。)"というような感じ。
0679824251Pirates Past Noon (Magic Tree House)
Mary Pope Osborne Sal Murdocca
Random House Childrens Books 1994-02

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Pirates Past Noon(Mary Pope Osborne)
シリーズ名:Magic Tree House #4
YL:2.5
総語数:5270語
累計語数:224886語

Pirates Past Noon』を読む。

JackとAnnieの兄妹は、本を読むと異世界にいけるというマジックツリーハウスでいろいろな世界に冒険に出かけています。今度はAnnieが南の島の本を見つけて「こんなところに行ってみたい」といいます。ところがそこはカリブ海の海賊の島で、Jackたちは海賊Cap'n Bonesに捕まってしまうのですが…。という内容。

Jackたちは海賊に捕まったり、逃げ出したり、また追いかけられたりするのだが、このCap'n Bonesがかなり悪いやつということで、なかなか緊迫感のある展開となっている。で、Jackたちは字の読めないCap'n Bonesにかわって海賊の宝を探すのだけど、今回はそんな謎解きというほどのことではなかった。ただ、キャプテン・キッド(Kidd)と子供たちのキッド(kid)の取り違えとか、ちょっとした言葉遊びはある。
海賊の宝のありかを示す文章が、"The gold doth lie beneath the whale's eye(財宝はクジラの眼の下にあり)"となっているが、ここの"doth"は"does"の古語。300年前のカリブの海賊の世界ということでちょっと古語っぽい単語になっている。他にも"Yes"を"Aye"と言ったり、"captain"が"cap'n"というふうに省略された言葉が多かったりというのは海賊っぽさが出ているのかな。
なんとか無事に帰ってきたJackたちは、マジックツリーハウスでついに「M」と出会います。「M」の正体は意外な人物だったんですが、向こうでは著名なのかも知れないけど、日本の読者には誰のことかわかるのかなあ。残念ながらこの話を読むまでは知らない人物でした。
「M」はマジックツリーハウスの魔法が発動した理由を、Annieは魔法を信じていてJackは本を読むのが好き、だから本を読むことで魔法が発動したと言います。これは読書と想像力が大切という著者のメッセージかも知れない。あと一番最後の描写が素敵で、何気ないAnnieの台詞がうまく使われています。
これで#1から#4までのシリーズは終わるのですが、「M」はJackの手元にメダリオンを残していき、Annieはそれを見て「M」は戻ってくると言います。そういった余韻を残してこのシリーズは終わります。

「Magic Tree House」は4冊で1つのシリーズとなっています。1冊だけ読んでもいいけど、続けて4冊読めばさらに楽しめます。『Magic Tree House #1-4』というように4冊セットになったBOXも出ています。

0375813659Magic Tree House #1-4: Dinosaurs Before Dark/the Knight at Dawn/Muummies in the Morning/Pirates Past Noon
Mary Pope Osborne
Random House Childrens Books 2001-05-29

by G-Tools
0679824243Mummies in the Morning (Magic Tree House)
Mary Pope Osborne Sal Murdocca
Random House Childrens Books 1993-08

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Mummies in the Morning(Mary Pope Osborne)
シリーズ名:Magic Tree House #3
YL:2.5
総語数:5110語
累計語数:219616語

Mummies in the Morning』を読む。

JackとAnnieの兄妹は、本を読むと異世界にいけるというマジックツリーハウスでいろいろな世界に冒険に出かけています。恐竜の世界、中世の騎士の世界…。今度は古代エジプトにやってきました。ピラミッドの中で古代エジプトの女王Hutepiの幽霊に彼らは出会うのですが…。という内容。

Jackたちが会った女王Hutepiはこの時代より1000年前に亡くなっていたが、「死者の書(the Book of the Death)」が見つからないため現世にとどまっている。来世に行くために必要な「死者の書」のありかは壁に彫られたヒエログリフに示されていて、Jackたちは女王Hutepiのためにヒエログリフを解読しようとする。ということで、今回は謎解き要素もあったりしておもしろい。
まあ解読といってもヒエログリフは象形文字なので、これは階段の形だ、これは舟の形だと解読していき、ピラミッドの中を探検して、階段を見つけた、舟を見つけたというような程度なんだけど、こうやって謎解きをすることで古代エジプトをより理解をすることができるかも。
古代エジプトが舞台なので、"mourner(泣き女)"、"sarcophagus(石棺)"、"burial(埋葬)"、"hieroglyph(ヒエログリフ)"とかいうあまり見かけない単語が出てくる。英語でも難しい単語らしく、"sarcophagus"をJackもすぐに読めずに"sar... sar..."と口ごもったり、"hieroglyph"もAnnieが「"hi-row-who"って何?」と聞いていたりする。こういった単語を英語圏の子供たちはどうやって覚えているのか気になるな。
今回は「M」のアイテムを拾うことなく帰ってきた2人ですが、帰ってからツリーハウスの床に「M」の文字が書かれているのを発見します。「M」がそばにいると感じたJackは、「M」のメダリオンとしおりを明日返すといいます。はたして彼らは「M」に会うことはできるのでしょうか。という展開で4巻に続きます。

「Magic Tree House」は4冊で1つのシリーズとなっています。1冊だけ読んでもいいけど、続けて4冊読めばさらに楽しめます。『Magic Tree House #1-4』というように4冊セットになったBOXも出ています。

0375813659Magic Tree House #1-4: Dinosaurs Before Dark/the Knight at Dawn/Muummies in the Morning/Pirates Past Noon
Mary Pope Osborne
Random House Childrens Books 2001-05-29

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067982412XThe Knight at Dawn (Magic Tree House)
Mary Pope Osborne Sal Murdocca
Random House Childrens Books 1993-01

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The Knight at Dawn(Mary Pope Osborne)
シリーズ名:Magic Tree House #2
YL:2.5
総語数:5218語
累計語数:214506語

The Knight at Dawn』を読む。

JackとAnnieの兄妹は、森の中でツリーハウスを見つけます。そのツリーハウスは中にある本を読むと異世界にいけるというマジックツリーハウスでした。恐竜の世界から帰ってきたJackたちは、今度は中世の騎士たちの世界に出かけます。という内容。

前回はいきなり恐竜の世界に飛ばされてしまったJackたちだが、今回は夜明けに家を抜け出してツリーハウスに来たので、Annieが懐中電灯(flashlight)を用意してきている。Annieいわく、"magic wand(魔法の杖)"。暗いお城の中を照らしたり、追いかけてきた兵士たちに光をあてて驚かせたり、まさに魔法の杖。さらに物語後半になると電池切れになって、緊迫感も出したりという重要アイテムになっている。
中世ということで、兵士たちが話す英語が古語で、"Who art thou?"となっていた。児童書でも、thou(youの古語)とか出てくるのかとびっくり。まあ明らかに古語で書かれているのは、"Who art thou?"だけであとは現代英語だけど。
本の中のミニ知識もいくつか書かれていて、"The armor was very heavy. A helmet alone could weigh up to forty pounds.(鎧はとても重く、兜だけで最高40ポンドもありました)"とある。Jackがそれを見て、40ポンド(18kg)なら僕の5歳の時の体重だというので、子供たちにはよりわかりやすい。
恐竜の世界では「M」の文字が入ったメダリオンを拾ったJackですが、今度は同じ「M」の文字が入った革のしおり(bookmark)を見つけます。同じ飾り文字なので、これらの持ち主は同じ人物ということになります。ツリーハウスの謎はさらに深まり、3巻に続きます。

「Magic Tree House」は4冊で1つのシリーズとなっています。1冊だけ読んでもいいけど、続けて4冊読めばさらに楽しめます。『Magic Tree House #1-4』というように4冊セットになったBOXも出ています。

0375813659Magic Tree House #1-4: Dinosaurs Before Dark/the Knight at Dawn/Muummies in the Morning/Pirates Past Noon
Mary Pope Osborne
Random House Childrens Books 2001-05-29

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プロフィール
ハンドル名:みっち
自己紹介:
2007年5月から多読をスタートしました。
まだまだ多読初心者だけど100万語目指してがんばります。
読んだ英語の本のあらすじ、感想、英語で気づいた点などをメモがわりに書いていきます。
→admin
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