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英語の多読でHappy Reading! 簡単な洋書からレベルを上げていって、100万語を読むことを目指します。
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JUGEMに移転しました。
こちらは跡地となり、今後は移転先だけの更新となります。
今後ともよろしくお願いします。

移転先→はぴりで ~Happy Reading Report~
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0582427207Round the World in Eighty Days (Penguin Reading Lab, Level 5)
Penguin H. E. Palmer
Prentice Hall College Div 2000-02-15

by G-Tools


Round the World in Eighty Days(Jules Verne)
シリーズ名:Penguin Readers Level 5(PGR5)
YL:5.0
総語数:34000語
累計語数:757061語

Round the World in Eighty Days(八十日間世界一周)』を読む。

英国紳士のPhileas Fogg氏はクラブの仲間との賭けで80日間で世界一周をするという旅に出かけます。Fogg氏は全財産の半分を旅費、残りを掛け金にしたので、失敗すれば一文無しになってしまいます。従者のPassepartout、インドで出会った婦人のAoudaや、Fogg氏を銀行強盗と誤認して逮捕しようと追いかけている探偵のFixなどが絡んできて、Fogg氏の世界一周旅行は波乱にとんだものになります…。という内容。

ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』だが、以前にPenguin ReadersのLevel 2(PGR2)版も読んでいる。ということでPGR5版とPGR2版とを読み比べ。
PGR5は初挑戦で読みきれるかどうか心配だったが、既に読んでいる話ということもあって、案外とすらすら読めた。というか、ストーリーの理解以前として、PGR5の使用単語が2300語となっている割には、あまり難しい単語が出てこなかったような気がするな。
とはいえPGR2版の総語数が8400語だったのに比べて、PGR5版では総語数は34000語と4倍になっている。そのため取り上げられているエピソードは多いし、各エピソードの密度は濃くなっていて、登場人物の台詞の掛け合いとかも楽しく書かれている。
それとPGR2版で割愛されていた横浜のエピソードがPGR5版では収録されていた。だけどちょっと変わった日本描写はあまりなくて残念。"strangely designed houses(奇妙な設計の家々)"とあるけど、どう"strangely"なのかまでは描かれいない。あとは"officers dressed in silk and carrying two swords(絹の服を着て2本の刀を持った役人)"や"soldiers with their blue and white coats, carrying guns(青と白の羽織を着て銃を持った軍人)"とかいったような日本人の服装があるくらいか。でもちゃんと二本差ししているんだな。
明治維新で文明開化はしたものの、廃刀令の布告が出るのが1876年(明治9年)で、Fogg氏が世界一周をした1872年(明治5年)時点では刀を持った士族がいるのは正しい描写。それと横浜の町が"European part"と"Japanese part"に分かれていて、確かにこのころの横浜は外国人居留地ができている。ヴェルヌがどうやって当時の日本の状況を知ったかはわからないけど、しっかりと材料を集めて書いているのに感心。

でもこうやってPGR5版とPGR2版を読み比べてみると、逆にPGR2版のほうが長い話をうまくまとめていたなという気がする。Retoldするときのエピソードの取捨選択は、やさしく短くするほうが難しいのかも知れない。ということで、ついついPGR2版も再読してしまったよ。

0582426650Round the World in Eighty Days (Penguin Readers, Level 2)
Jules Verne
Prentice Hall College Div 2001-01-22

by G-Tools


この本でついに100冊読破。今までも読書は趣味だったけど、こういうふうに読書記録をつけながら100冊読むということは初めてなので、よく続いたものだなと感心。しかも英語の本でそんなことができるとは。
英語力がアップしたかどうかはわからないけど、英文を読むことに抵抗がなくなってきたのは確か。
0582418062Gone with the Wind (Penguin Readers: Level 4 Pert 2)
Margaret Mitchell
Penguin 1999-12-07

by G-Tools


Gone with the Wind (Pert 2)(Margaret Mitchell)
シリーズ名:Penguin Readers Level 4(PGR4)
YL:4.0
総語数:15000語
累計語数:723061語

Gone with the Wind (Pert 2)(風と共に去りぬ)』を読む。

南北戦争が終わりタラに帰ってきたScarlett O'Haraでしたが、戦争で農場は荒れてしまい、税金を払うのにも困ってしまいます。そこでScarlettは妹Suellenの婚約者であったFrank Kennedyと結婚し、当面の資金を用立てます。しかし治安の悪いアトランタでFrankは射殺されてしまいます。再び未亡人となったScarlettの前に、またしてもRhett Butlerが現れるのですが…。という内容。

「風と共に去りぬ」の後編。前編から続けて読んでいると、登場人物が親しみがあるので読みやすい。そのままの流れでさらさらと読めた。
ただストーリーはともかく、舞台が南北戦争直後の混乱期なので、ちょっと時代背景がわかりにくいかも。"Ku Klux Klan(クー・クラックス・クラン)"とかの話が出てきたり、"carpetbagger(カーペットバッガー)"とかあまり見かけない単語も登場したり。ちなみに"carpetbagger"には脚注がつけられており、"a Northern white person who earned money from the building-up of the South during the time immediately after the American Civil War.(南北戦争の直後に南部の再建によってお金を稼いだ北部の白人)"とある。このあたりの歴史は前に『アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書』で読んでいたので、なんとなく覚えていた。こういったふうに前に読んだ本の知識が役立つのはうれしい。
物語の最後のほうに出てくるRhett Butlerの台詞の"Frankly, my dear, I don't give a damn.(知らないね、勝手にするがいい)"が、米映画協会の選ぶ映画の名台詞の1位になったそうだけど、Retold版では"My dear, I don't care what you do.(君が何をしようと構わない)"と少し平たい表現になっていた。それとScarlettの最後の台詞の"After all, tomorrow is another day.(結局、明日は別の日なのだから)"も"Because tomorrow is another day.(なぜなら明日は別の日なのだから)"となっている。ここも文脈からすると"Because"なんだけど、もともとの"After all"のままでよかったんじゃないかな。
なんかこのへんがRetold版の限界なのかも。もっと英語力があれば、原作を読んだり、映画を字幕無しで見たりできるんだろうけど、今はまだまだ無理。いつかそういうのにもチャレンジできればいいんだが。
0582418054Gone with the Wind (Penguin Readers: Level 4 Pert 1)
Margaret Mitchell John Escott
Penguin 1999-12-07

by G-Tools


Gone with the Wind (Pert 1)(Margaret Mitchell)
シリーズ名:Penguin Readers Level 4(PGR4)
YL:4.0
総語数:14000語
累計語数:708061語

Gone with the Wind (Pert 1)(風と共に去りぬ)』を読む。

まもなく南北戦争が始まろうとしているアメリカ南部、タラの農場の娘のScarlett O'Haraは、愛していたAshley Wilkesが彼の従妹のMelanieと結婚することを知ります。そこでScarlettはMelanieの兄のCharlesと結婚するのですが、まもなくCharlesは腸チフスで亡くなってしまいます。未亡人となったScarlettの前に戦争で一儲けしたCaptain Rhett Butlerが現れるのですが…。という内容。

「風と共に去りぬ」はさまざまな恋愛劇がからんでくるお話ということで、登場人物も多くストーリーも複雑。ただ今回は読む前に、あらかじめ登場人物一覧や大まかなストーリーをおさらいしていたので、なんとか読み切れた。
ストーリーさえわかれば、英語としてはYL:4.0だけどそれほど難しくない。"typhoid(腸チフス)"とかがわからなかったくらい。特に語義の説明もなく"Charles died from typhoid.(Charlesは腸チフスで亡くなった)"とあるだけ。まあ単語の意味がわからなくても、何らかの死因だというのはわかるんだけど。
南北戦争のころの南部の話なので、タラの農場で働く黒人奴隷が何人か出てくる。で、その黒人奴隷の台詞なのだが、"an'(and)"や"~in'(~ing)"のように子音を省略した単語がよく使われていた。南部訛りなのか黒人奴隷言葉を表したものかはわからないのだが、たいていは推測のつく単語ばかりなので、全く読めないということはない。といっても本当の南部訛りはもっとすごいんだろうけど。あと南部訛りといえば"ain't"もよく使われて、こちらは"aren't or isn't or haven't in Southern American English.(アメリカ南部の英語でaren't/isn't/haven'tの意味)"と脚注がある。
もう一つ黒人奴隷の台詞で気になる英語に、既に結婚しているScarlettを"Miss Scarlett"、さらにScarlettの母親のEllenも"Miss Ellen"と、"Miss"の敬称で呼ぶところがあった。本来、既婚女性の敬称は、例えばCharles Hamiltonと結婚したScarlettは、"Mrs. Charles Hamilton"と夫の名前に"Mrs."がついたものとなり、作中でも白人たちはそう呼んでいる。おそらく黒人奴隷が"Miss Scarlett"と呼ぶのは、結婚しても「スカーレットお嬢さま」といった親しみをこめた敬称なのだろうな。

「風と共に去りぬ」は長編なので、Penguin ReadersのRetold版でも2分冊に分かれている。ちなみに前編は、南北戦争が終わり、北軍に捕らわれていたAshleyがタラに帰ってくるところまでとなっていた。後編の感想はまた別エントリで。

この本で70万語突破。今はYLが3~4のあたりをうろうろしているけど、同じYLでも本によって読みやすい本と読みづらい本があるなあ。どうやら緊迫感があってテンポのいい本がどんどん流れにのって読めるので読みやすいみたい。例えば、この「風と共に去りぬ」の中でも、Melanieのお産のためにScarlettが医者を探すシーンや、その後のアトランタ脱出のシーンなどがテンポよく読めてよかったなと思う。
0582417872The Godfather (Penguin Readers: Level 4)
Mario Puzo
Penguin 1999-11-26

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The Godfather(Mario Puzo)
シリーズ名:Penguin Readers Level 4(PGR4)
YL:4.0
総語数:14000語
累計語数:694061語

The Godfather(ゴッドファーザー)』を読む。

Don Vito Corleoneはニューヨークのマフィアのファミリーの首領で、ゴッドファーザーとして君臨していました。しかし彼の息子のMichaelはそんなファミリーから離れ、恋人のKayとともに普通の生活をしようとします。ところが別のマフィアのファミリー間の抗争でDon Corleoneが銃撃されて重傷をおってしまいます。そこからMichaelとKayはマフィアの世界へと入っていくことになります。という内容。

フランシス・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」のノベライズ。でも映画のほうは未見。
冒頭にDon Corleoneの娘、Constanzia(Connie)の結婚式の場面から始まって、そこでファミリーの構成をはじめ登場人物の紹介がなされている。今回は登場人物が多そうなので、メモを取りながら読んでみたんだけど、その後もあちこちで登場人物が増えてくるので読むのが大変。さらにイタリア系の名前が多いから覚えにくいし。
ということで、なんかストーリーとかもうまく理解できなかった。それと映画と同じように各シーンを分けているせいか、それぞれの章の中でも、◆記号で場面転換しているところが多い。短いカットでは2行しかない段落もあるし。なかなか場面が想像しづらい。映画のノベライズなので先に映画を見てからのほうがよかったのかもしれない。
登場人物の名前もイタリア系が多いのだが、ファミリーの一員のTom Haganを説明するのに"consigliori"という単語が出てくる。イタリックとなっているので英語でないのはわかるのだが、本文中でも"consigliori"といったMichaelに、Kayが"What's that?(それって何?)"と聞き返し、Michaelが"My father's chief advisor. Very important to the family.(父のチーフアドバイザーさ。ファミリーにとっても重要な人物だ)"と説明するシーンがある。
他にもConnieの子供の洗礼式で、神父が"In nomine Patris, et Filii, et Spiritus Sancti.(父と子と聖霊の御名において)"と唱えるシーンが出てくる。ここも英語ではなくてラテン語で書かれている。そろそろこういった英語以外の知識も必要か。
でもやっぱりノベライズ作品のGRはその映画のファンでないとちょっと読みにくいな。
4770040598かもめのジョナサン - Jonathan Livingston Seagull【講談社英語文庫】
リチャード・バック ラッセル・マンソン
講談社インターナショナル 2007-02

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かもめのジョナサン - Jonathan Livingston Seagull(Richard Bach)
シリーズ名:講談社英語文庫
YL:4.5
総語数:8700語
累計語数:680061語

Jonathan Livingston Seagull(かもめのジョナサン)』を読む。

Jonathan Livingston Seagullは、何よりも飛ぶことが大好きなカモメです。他のカモメが日々の餌をとるためだけに飛んでいるのに対して、Jonathanは飛ぶことだけを追求し、高速飛行や曲芸飛行の練習を繰り返していました。そのことで群れを追放されてしまったJonathanの元に2羽の輝くカモメが現れます。そして輝くカモメはJonathanをさらなる高みへと連れていくのですが…。という内容。

日本では五木寛之訳で有名な「かもめのジョナサン」である。もちろん五木訳で先に読んでいてストーリーは知っていたので、YLが4.5といっても楽に読めた。とはいえ、カモメが飛ぶことが哲学的に書かれた本なので、英語のほうを先に読んでいたら、さっぱりわからなかったかも。
哲学的な部分は五木訳の助けを借りながら読んでみたけど、それでも漠然と意味がわかったくらい。やっぱりこういった難しいところはまだまだ読解力が足りないなあ。例えば献辞に"To the real Jonathan Seagull, who lives with in us all"とあるけど、"real"なJonathanって何かわからない。ちなみに五木訳でも「われらすべての心に棲むかもめのジョナサンに」となっている。"real"はどこにいった?
逆に飛行シーンとかは勢いがあって気持ちいい。飛行用語とかわからない単語が多く出てきても、気にしないで読んでみたのがよかったかも。そもそも日本語で「十六分割垂直緩横転」と書かれても、英語で"sixteen-point vertical slow roll"と書かれても、どんな飛び方なのかわからない。何やら難しい曲芸飛行をしているんだな、という感じ。
それでもどうにかこうにか1冊読み終えることができた。Retold版でない文学作品でもなんとか読めるようになってきたかな。まあ「かもめのジョナサン」は半分は写真だし。

五木訳は訳者解説にも「いわば創作翻訳=創訳ともいうべきもので、ちいさな部分は自由に日本語に移しかえる姿勢をとった」とあるが、読みくらべてみても違和感はそんなに感じない。むしろ、この表現はこういう意味か、こういった解釈もあるのかというような感じで、より深く読むことができたような気がする。講談社英語文庫には巻末に語註があるけど、そちらより五木訳をガイドにしたほうが作品の理解には手助けになると思う。

4102159010かもめのジョナサン
リチャード・バック 五木 寛之 Richard Bach
新潮社 1977-05

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0689714335The Cat Who Went to Heaven
Elizabeth Jane Coatsworth Lynd Ward Jael
Aladdin Paperbacks 1990-11-30

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The Cat Who Went to Heaven(Elizabeth Jane Coatsworth)
シリーズ名:Newbery Medal Winners(1931)
YL:3.6
総語数:9525語
累計語数:671361語

The Cat Who Went to Heaven(極楽にいった猫)』を読む。

昔々の日本、貧しい絵師の家にお手伝いさんが三毛猫を連れてきました。絵師はその猫に"Good Fortune"と名づけて飼うことにします。しばらくして絵師は寺から涅槃図を描いてほしいと頼まれます。涅槃図とは釈迦の入滅を描いた絵で、そこには釈迦の死を悼むさまざまな動物が描かれています。ただ一つ猫だけは涅槃図に描かれることはありません。"Good Fortune"は絵師のそばに座り、涅槃図が描かれていくのを見ています。その姿はまるで「自分もその絵に描いてほしい」といっているかのようでした。という内容。

1931年のニューベリー賞受賞作品。古い日本を舞台にしたお話で、著者のコーツワースは来日したこともあって、しっかりとした日本が描かれている。というか、作中に取り上げられている日本民話や仏教説話が日本人も忘れているような話も採集されている。そもそも涅槃図に猫が描かれていないという話すら知らなかったです。
ただ表紙イラストや挿絵はちょっとどこの国やらというところもあるなあ。髪型や着物の形が変だったり、畳の上でも草履を履いている挿絵があったり。それと丁寧な日本を描写をするためなのか、"little cakes filled with sweet bean jelly(甘い豆のゼリーが詰まった小さな菓子=饅頭)"といった回りくどい英語があって笑ってしまう。他にも、"cushion"とあったら座布団のこと、"mat"とあったら畳のことだなと読んでいる。そもそも猫の名前の"Good Fortune(幸運)"も日本語では「フク」とかいったあたりだろうし。
それ以外の英語もそれほど難しいところもない。ただ絵師が涅槃図を描いている場面と、動物となった釈迦の前世を語る仏教説話とが、さまざまに交差してくるお話なので、ストーリーを読み取るにはちょっと複雑な構成になっていた。
絵師は三日間の間、王子ゴータマ・シッダールタであった釈迦が出家し悟りを開くという釈迦の人生に思いをはせて、それから涅槃図に取り掛かる。さらに涅槃図に動物を一頭描いていくたびに、その動物にまつわる仏教説話が語られていく。そういったさまざまな仏教説話が集まって、この作品自体が一つの涅槃図となっているんだなあと思った。

日本語訳が『極楽にいった猫』というタイトルで出版されている。短いけどいいお話だったのでこちらもあわせて読むつもり。

4860290631極楽にいった猫
エリザベス コーツワース Elizabeth Coatsworth 古屋 美登里
清流出版 2003-12

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0553157248Encyclopedia Brown: Boy Detective (Encyclopedia Brown)
Donald J. Sobol Leonard W. Shortall
Skylark 1985-04-01

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Encyclopedia Brown: Boy Detective(Donald J. Sobol)
シリーズ名:Encyclopedia Brown
YL:3.5
総語数:17434語
累計語数:661836語

Encyclopedia Brown: Boy Detective』を読む。

博学で頭がまわることから、Leroy Brownはみんなに"Encyclopedia(百科事典)"とよばれて、警察署長のLeroyの父親が捜査している難事件の解決に知恵を貸してきました。5年生の夏休み、Leroyは自分の探偵社"Brown Detective Agency"を開業します。そして大小さまざまの事件がLeroyのもとに飛び込んできます。いくつかの手がかりからLeroyが推理した結論とは…。という内容。

「Encyclopedia Brown」シリーズの1冊目。1冊の中に10の事件が書かれていて、一つの事件は10ページ弱。事件の詳細のなかに手がかりが隠されていて、Leroyが「謎は全て解けた」となるところで本文は終わり、巻末に解答が書かれているというスタイル。そのため1話ずつ推理パズルのように気軽に読める。ちなみに著者のD.ソボルは大人向けに「2分間ミステリ」シリーズも書いている。
それぞれの推理はそんなに難しくないものの、飛ばし読みしていると手がかりを見落とすものもあって、丁寧に読まないといけない。ということで、推理小説は多読教材には持ってこい。逆に巻末の解答も英語なので、うっかり次の事件の結果を先に読むこともないし。楽しんで英語の本を読むことができる。
Leroyは"Encyclopedia(百科事典)"とよばれているものの、あまり百科事典的知識が文中に書かれてなかった。冒頭に「スイスにある"A"で始まる3文字の川は」という質問にLeroyが即答するシーンがあって、これで普通の男の子とはちょっと違うぞというところを見せているだけ。それと南北戦争で使われた剣の真偽を問う事件で南北戦争の歴史について触れているくらいか。
そんな"Encyclopedia(百科事典)"なLeroyだけど、事件現場に連れてってほしいと警察署長の父親に"Can I go with you?(一緒に行っていい?)"と聞くと、母親に"May I go with you?(一緒に行ってもいいですか?)"というように訂正させられたりしている。また"Can I have another piece of pie?(もう一切れパイをもらっていい?)"と聞くLeroyに、母親が"You may have another piece of pie.(食べてもいいですよ)"とため息まじりに答えるシーンもある。人に頼む時には"Can I ~?"でなくて、もっと丁寧な表現の"May I ~?"といいなさいということなのだが、こういった助動詞の"can"と"may"の使い分けがLeroyの母親の言葉からわかる。
それとおもしろかった表現に、"I'll be as quiet as a cat at a dog show.(ドッグショーの猫のように静かにしているよ)"というのがあった。日本語にも「借りてきた猫」という表現があるけど、そんなようなものかな。
0440414857The Ink Drinker (Ink Drinker)
Eric Sanvoisin Georges Moroz Martin Matje
Yearling Books 2002-02-12

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The Ink Drinker(Éric Sanvoisin)
シリーズ名:Ink Drinker
YL:4.2
総語数:2340語
累計語数:644402語

The Ink Drinker』を読む。

本屋に来ていた奇妙なお客。少年が物陰から様子を見ていると、そのお客がストローを使って本からインクを吸いだしているのです。さらにそのお客のあとをつけていくと、行き先はなんと墓地。インク壷の形のお墓の中にあるペン先の形の棺の中にそのお客は眠っていました。はたして彼の正体とは…。という内容。

「The Ink Drinker」シリーズの1冊目。ページ数は35ページしかないし、総語数も2340語という短い話なんだけど、なかなか難しい語彙の本だった。読みやすさレベル(YL)が4.2とされているだけはある。ということで、わからない単語が時々出てくるのであちこち読み飛ばしもしたけど、それでもストーリーを追いかける分にはそれほど問題はない。
"Ink Drinker"は文字通り「インクを飲む人」で、そのちょっと変わった発想がおもしろい。ただシリーズ1冊目ということもあって、ストーリーとしてはまだ始まったばかりのところで終わっている。続編も出ているので続けて読んでもいいんだが、それはもう少しレベルが上がってからのほうがいいかな。
英語としては先にも書いたように難易度が高い単語が多い。わからなかった単語だけを書き出しておいて、読んだ後に辞書で確認すれば、語彙力強化には役立つと思う。難しい単語が多くて取り付きにくいと思うけど、ただ逆に文法としてはそれほど難しくなかったので、わからない単語を読み飛ばしするテクニックができていれば、YLが4.2といっても気楽に読めるかも。
ちなみに原作はフランス語で書かれている。もちろん英語に訳されているんだけど、一つだけ"papier-mâché"という単語があった。アクサン記号もついているしフランス語っぽい綴りなので、これは訳し漏れかなと思ったら、辞書で調べてみると"papier-mâché"はフランス語語源のちゃんとした英語で「紙張り子」とかいう意味になる。これはちょっとわからなかったな。
0142400106Cam Jansen and the Mystery of the Stolen Diamonds (Cam Jansen)
David A. Adler Susanna Natti
Puffin 2004-07

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Cam Jansen and the Mystery of the Stolen Diamonds(David A. Adler)
シリーズ名:Cam Jansen
YL:2.5
総語数:4753語
累計語数:642062語

Cam Jansen and the Mystery of the Stolen Diamonds』を読む。

瞬間記憶能力を持つ少女のCam Jansenは、カメラのように見たものを何でも記憶してしまうことからみんなに"Cam"と呼ばれています。友達のEricと一緒にショッピングモールに来ていたCamは、そこで宝石店からヒゲの男が走って逃げ出すところを見ます。宝石店の中ではダイヤモンドが盗まれる事件がおこっていたのでした。警察はヒゲの男を捕まえるのですが、彼は犯人ではなかったとすぐに解放します。Camは持ち前の瞬間記憶能力で真犯人を探そうとするのですが…。という内容。

「Cam Jansen」シリーズの1冊目。児童書にしてはなかなか凝っているトリックで、ちょっと予想外の展開だった。そうきたかという感じ。
ただCamの特技の瞬間記憶能力が今ひとつ活かされていなかったような気がする。本の紹介文を読んだ時には、作中の挿絵に事件の手がかりが隠されていて、読者はCamと一緒にその場面を記憶し、謎解きのところで「さあ、Camは覚えていたよ、君は覚えているかな」という展開かと思っていた。
瞬間記憶能力で逃げ出したヒゲの男の特徴を瞬時にとらえたり、現場にいた人物の顔を思い出したりというシーンはあるものの、あまりすごいように思えない。もう少しここらへんに特徴があってもよかったかも。
それとは反対に、Ericの弟のHowieがまだ赤ちゃんで乳母車に乗っているんだけど、この乳母車を押しながらの追跡シーンや、あるいはHowieを抱えながら犯人の隠れ家に侵入するシーンなどでは、いつHowieが泣き出すかという緊張感があってよかった。
トリックや追跡シーンの部分がおもしろかっただけに、Camのキャラクターが活かしきれていないのが残念。表紙のイラストのCamはかわいいけど、中の挿絵は別の人が描いていて、Camがかなり怖い顔になっているし。
Camはカメラのように見たものを何でも記憶するのだけど、そのときにカメラのシャッター音のように"Click"と言う。日本語では「カシャ」とか「パシャ」なんだろうけど、英語では"Click"。Camが"Click"というシーンが何回も出てくるのだけど、"Click"という単語からはついついマウスのクリック音のほうが頭に浮かんでしまう。
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ハンドル名:みっち
自己紹介:
2007年5月から多読をスタートしました。
まだまだ多読初心者だけど100万語目指してがんばります。
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