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0582427207Round the World in Eighty Days (Penguin Reading Lab, Level 5)
Penguin H. E. Palmer
Prentice Hall College Div 2000-02-15

by G-Tools


Round the World in Eighty Days(Jules Verne)
シリーズ名:Penguin Readers Level 5(PGR5)
YL:5.0
総語数:34000語
累計語数:757061語

Round the World in Eighty Days(八十日間世界一周)』を読む。

英国紳士のPhileas Fogg氏はクラブの仲間との賭けで80日間で世界一周をするという旅に出かけます。Fogg氏は全財産の半分を旅費、残りを掛け金にしたので、失敗すれば一文無しになってしまいます。従者のPassepartout、インドで出会った婦人のAoudaや、Fogg氏を銀行強盗と誤認して逮捕しようと追いかけている探偵のFixなどが絡んできて、Fogg氏の世界一周旅行は波乱にとんだものになります…。という内容。

ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』だが、以前にPenguin ReadersのLevel 2(PGR2)版も読んでいる。ということでPGR5版とPGR2版とを読み比べ。
PGR5は初挑戦で読みきれるかどうか心配だったが、既に読んでいる話ということもあって、案外とすらすら読めた。というか、ストーリーの理解以前として、PGR5の使用単語が2300語となっている割には、あまり難しい単語が出てこなかったような気がするな。
とはいえPGR2版の総語数が8400語だったのに比べて、PGR5版では総語数は34000語と4倍になっている。そのため取り上げられているエピソードは多いし、各エピソードの密度は濃くなっていて、登場人物の台詞の掛け合いとかも楽しく書かれている。
それとPGR2版で割愛されていた横浜のエピソードがPGR5版では収録されていた。だけどちょっと変わった日本描写はあまりなくて残念。"strangely designed houses(奇妙な設計の家々)"とあるけど、どう"strangely"なのかまでは描かれいない。あとは"officers dressed in silk and carrying two swords(絹の服を着て2本の刀を持った役人)"や"soldiers with their blue and white coats, carrying guns(青と白の羽織を着て銃を持った軍人)"とかいったような日本人の服装があるくらいか。でもちゃんと二本差ししているんだな。
明治維新で文明開化はしたものの、廃刀令の布告が出るのが1876年(明治9年)で、Fogg氏が世界一周をした1872年(明治5年)時点では刀を持った士族がいるのは正しい描写。それと横浜の町が"European part"と"Japanese part"に分かれていて、確かにこのころの横浜は外国人居留地ができている。ヴェルヌがどうやって当時の日本の状況を知ったかはわからないけど、しっかりと材料を集めて書いているのに感心。

でもこうやってPGR5版とPGR2版を読み比べてみると、逆にPGR2版のほうが長い話をうまくまとめていたなという気がする。Retoldするときのエピソードの取捨選択は、やさしく短くするほうが難しいのかも知れない。ということで、ついついPGR2版も再読してしまったよ。

0582426650Round the World in Eighty Days (Penguin Readers, Level 2)
Jules Verne
Prentice Hall College Div 2001-01-22

by G-Tools


この本でついに100冊読破。今までも読書は趣味だったけど、こういうふうに読書記録をつけながら100冊読むということは初めてなので、よく続いたものだなと感心。しかも英語の本でそんなことができるとは。
英語力がアップしたかどうかはわからないけど、英文を読むことに抵抗がなくなってきたのは確か。
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2007年5月から多読をスタートしました。
まだまだ多読初心者だけど100万語目指してがんばります。
読んだ英語の本のあらすじ、感想、英語で気づいた点などをメモがわりに書いていきます。
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