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英語の多読でHappy Reading! 簡単な洋書からレベルを上げていって、100万語を読むことを目指します。
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B000ZJ1ZKA多聴多読マガジン 2008年 01月号 [雑誌]
コスモピア 2007-12-06

by G-Tools


多聴多読マガジン 2008年 01月号』を読む。
今回の「快読快聴ライブラリ」は5本のテキストを収録している。ざっくりと読んでみたのでその感想をば。

1本目、『Discover Gases』は、"Gases do not have shape(気体は形を持たない)"というような、Gases(気体)が持つさまざまな特徴をあらわした本。いろいろなものから気体の特徴を見つけよう。という内容。
写真がふんだんに使われており、気体のさまざまな特徴を学ぶことができる。熱気球の写真に"Gases are in balloons(気体は気球に入っている)" と"The Baloons have gases(気球には気体が入っている)"というように、同じことを気体と気球の両方から見た書き方がされていておもしろい。また本誌のほうにも書かれているが、単数・複数の違いや冠詞の有無に注目して読むのもいいかも。

2本目、『The Christmas Disco』は、学校でのクリスマスパーティのお話。飾り付けをしたクリスマスツリーやたくさんのプレゼント、本物のDJをよんでのディスコパーティ。みんなは大喜びです。ところが盛り上がってきたところで、突然の停電。さてパーティはどうなるのでしょうか。という内容。
冬号らしくクリスマスのお話。欧米ではこういった学校を会場にしてのクリスマスパーティが盛んらしい。パーティは突然の停電で中断してしまうんだけど、その停電の場面が見開きを使って真っ黒なページに大きく"PIFFF!"の吹き出し。突然の停電でびっくりする様子がよく出ている。

3本目、『The Legend of the Unicorn』はユニコーンの伝説のお話。アーサー王の時代、イングランドの少女Rhiannonは、過酷な領主Sir Brangwynに両親を投獄されて孤児となってしまいます。そんなRhiannonの前に美しい白い馬が現れて、Rhiannonと馬は友達となります。その馬がユニコーンだと知ったSir Brangwynはユニコーンを捕まえようとするのですが…。という内容。
1929語と短いストーリーながらユニコーン伝説についてうまくまとめられていた。ただ単に角のある馬という書き方だけでなく、若い女性にしか近づかないとか、彼女が歌うとユニコーンは眠るといった特徴まで取り上げられている。ストーリーは結末まで書かれており、最後のRhiannonの台詞はちょっとした考え落ちになっている。

4本目、『The Lost World(失われた世界)』はコナン・ドイルのSF小説。新聞記者Edward Maloneは、南米で謎の生物を見たという動物学者のChallenger教授を訪ねます。ジャーナリスト嫌いのChallenger教授のため、Maloneは学生のふりをするのですが、Challenger教授に見抜かれてしまいます。一度は追い出されようとしたMaloneでしたが、Challenger教授はMaloneに「おもしろいものを見せよう」とMaloneを家に招き入れます。という内容。
コナン・ドイルの『失われた世界』であるが、本誌に収録されているのは冒頭の1章のみ。このあと彼らは恐竜を探しに再び南米にわたるのだが、残念ながら本誌ではここまで。それでもこの1章だけでChallenger教授の性格がよくわかる。というか"I am sorry you did not understand my ideas. They were very clear. Only a stupid person could not understand.(私の考えがわかってもらえなくて残念だ。こんなにもはっきり書いているのに。まあ馬鹿な人間だけにはわからんかも知れんがね)"という教授の書いた手紙の一文だけで十分わかる。
それと巻末の註として恐竜の解説が少し書かれていた。恐竜の名前は英語でも馴染みがないのか、読みやすくするための手助けとして音節で区切った恐竜の名前リストが書かれている。stegosaurus⇒steg-o-sorus、iguanodon⇒ig-u-wano-donというような。なるほどこれなら読みやすい。

5本目、『銀河鉄道の夜』は宮沢賢治の児童小説。先生がみんなに銀河についての授業をしています。「この銀河は何からできてますか」と先生は質問します。GiovanniとCampanellaは前に本で読んだことがあって答えを知っているのだけど、答えることができません。先生が「銀河は星からできています」と説明したところで授業は終わります。という内容。
洋版ラダーからの収録。こちらも第1章「午后の授業」のみとなっている。「銀河鉄道の夜」については以前に読んだことがあるので、感想はそちらで。洋版ラダーのLEVEL 2なんだけど、本誌ではYL(読みやすさレベル)を3.6-4.2と設定している。けっこう難しい本だったのか。レベル2でも50万~100万語の多読経験が必要と書かれている。つい最近読んだ洋版ラダーLEVEL 3が難しいわけだ。

9月に前号を読んだ時から3ヶ月たって30万語ほど読書量が増えているせいか、前号よりはさくさくと読めた。「多聴多読マガジン」の収録作品を読むと定期的にパンダ読みができるので、3ヶ月に1回のペース確認にはもってこいかも。
それと今号の特集は「アメリカの子どものベストセラーを読む」ということで、児童書がいくつも紹介されている。まだ読んだことのないシリーズも多くあるので、こちらもどんどん読んでいきたい。


Discover Gases(barbara brannon)
シリーズ名:English explorers(Benchmark Education)
YL:0.5-0.9
総語数:335
累計語数:581664
Amazon.co.jpでは取り扱いがないようです。

The Christmas Disco(Jeremy Strong )
シリーズ名:Story Street Step 6
YL:0.7
総語数:534
累計語数:582198
0582347874Literacy Land: Story Street: Emergent: Step 6: Guided/Independent Reading: the Christmas Disco (Literacy Land)
Jeremy Strong
Longman 2000-10-18

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The Legend of the Unicorn(Deborah Mayers)
シリーズ名:Black Cat Green Apple(「Legends of the Britsh Isles」より)
YL:1.6-2.2
総語数:1929
累計語数:584127
Amazon.co.jpでは取り扱いがないようです。

The Lost World(Sir Arthur Conan Doyle)
シリーズ名:Macmillan Readers
YL:2.8-3.2
総語数:1149(Chapter 1のみ)
累計語数:585276
1405072717The Lost World (Macmillan Readers)
Sir Arthur Conan Doyle Anne Collins
Macmillan ELT 2005-03-31

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銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
シリーズ名:洋販ラダー LEVEL 2
YL:3.6-4.2
総語数:777(Chapter 1のみ)
累計語数:586053
4896840283銀河鉄道の夜―Level 2(1300‐word) (洋販ラダーシリーズ)
宮沢 賢治
アイビーシーパブリッシング 2005-07

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「快読快聴ライブラリ」1月号累計語数(blogmeter用データ)
総語数:4724語
累計語数:586053語
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SSS多読とは洋書を多読することで英語を学ぶ学習法です。
絵本レベルの簡単な洋書からはじめていき、少しずつ語彙のレベルを上げていって、100万語を読むことを目指します。読みながら日本語に訳していくのではなく、英語を英語のまま理解できるようにします。
詳しくは「めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法」のサイトをご覧ください。

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自己紹介:
2007年5月から多読をスタートしました。
まだまだ多読初心者だけど100万語目指してがんばります。
読んだ英語の本のあらすじ、感想、英語で気づいた点などをメモがわりに書いていきます。
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