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![]() | Sarah, Plain and Tall (Sarah, Plain and Tall Saga) Patricia MacLachlan Trophy Pr 1987-09 by G-Tools |
Sarah, Plain and Tall(Patricia MacLachlan)
シリーズ名:Sarah, Plain and Tall Saga
YL:3.5
総語数:8251語
累計語数:520589語
『Sarah, Plain and Tall(のっぽのサラ)』を読む。
AnnaとCalebの姉弟は父親と3人でアメリカ中西部のPrairieに住んでいます。姉弟の母親はCalebが生まれた時になくなっていたのですが、新しいお母さんを迎えようと彼らの父親は新聞に広告を出しました。その広告を見て東海岸のメイン州からSarahがやってきます。Sarahは大好きな海と離れてしまって悲しみますが、それでもSarahは中西部の暮らしになじんでいこうとします。Sarahは彼らの母親となることができるのでしょうか。
「Sarah, Plain and Tall Saga」の1作目。"Plain"は「平凡な」という語義だけど、ここでは「美人でない」の婉曲表現。日本語訳では『のっぽのサラ』という書名で出版されている。
ストーリーは姉のAnnaの一人称で語られている。これが誰の一人称なのかわからなくて最初はちょっと引っかかってしまった。誰のことかわかっちゃえば楽なんだけど、どうも初読だと飲み込みが悪いなあ。
英語としては、文法は難しくはないのだが、動植物の名前や農場の言葉でわからない単語とかが多くでてきた。まあ辞書なしでも読めないことはないんだけど、ここは逆に辞書で動植物の名前を調べて確認していったほうが、中西部の植生とかわかっておもしろいかもしれない。
それとこっちは辞書でもわからない言葉で、Sarahが歌った歌に"Sumer Is Icumen in"というのがあった。いろいろ調べてみたら、13世紀ころのイングランドでつくられた「夏は来たりぬ」という歌らしい。やっぱりわからない単語はわからないなりに辞書やWebでいろいろ調べてみるというのもいいかも。
もう一つ変わった単語では"Ayuh"というのがある。メイン州の方言で"Yes"ということだそうだ。こちらは本文の中で、"Ayuh"と言ったSarahに、Calebが"What does 'Ayuh' mean?('Ayuh'ってどういう意味?)"と聞き、Sarahが"In Maine it means yes.(メイン州では'yes'っていうことよ)"と答えるいきさつがある。この"Ayuh"って単語が気にいったのか、家族はそのあと何度も"Ayuh"と言う。で、結末のほうでこの"Ayuh"がもう一度うまく使われているのもよかった。
ストーリーとしては素直な展開なんだけど、Sarahをはじめ家族たちの心情の変化と開拓時代の中西部の風景がうまく書けていて、なかなかよいお話。
巻末には続編の『Skylark』『Caleb's Story』『More Perfect Than The Moon』の冒頭がそれぞれ5ページずつ収録されていた。
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1.辞書は引かない
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まだまだ多読初心者だけど100万語目指してがんばります。
読んだ英語の本のあらすじ、感想、英語で気づいた点などをメモがわりに書いていきます。
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