英語の多読でHappy Reading! 簡単な洋書からレベルを上げていって、100万語を読むことを目指します。
Frog and Toad Together (I Can Read Books (Harper Paperback)) Arnold Lobel Trophy Pr 1979-10 by G-Tools |
『Frog and Toad Together』(Arnold Lobel)
シリーズ名:I Can Read Book LEVEL2(ICR2)
YL:1.2
総語数:2275語
累計語数:18197語
『Frog and Toad Together(ふたりはいっしょ)』を読む。
「がまくんとかえるくん」シリーズの2冊目。5つのお話が入っています。
ある朝、Toadは「今日やることリスト」の予定表を作ります。一つずつ作業をこなすたびに項目を横線で消していくのですが、Frogと歩いている時にリストを書いた予定表が風に飛ばされてしまって…。という内容。(A Listより)
Frogは風に飛ばされた予定表をすぐに追いかけるんだけど、Toadはそれを追いかけない。なぜなら「予定表を追いかけること」は予定表に書いていなかったから。その本末転倒っぷりがおもしろい。
ほかにも3話目の"Cookies"で、Toadが焼いてきたクッキーをついつい食べ過ぎしまうから我慢しようと2匹がいろいろな手を使って食べないようにする話で、なんとか最後に食べずにすませるのだけど、そのあとのToadの落ちがいい。なんかこちらも本末転倒なお話。
Frogはクッキーを食べるのを我慢することを、"will power"といいます。ここでの"will"は未来形でなくて「意志」のほう。直訳すると「意志の力」なんだけど、予定表とか意志の力とか、こんな言葉が児童書ででてくるのもすごいな。
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Frog and Toad Are Friends (I Can Read) Arnold Lobel Harpercollins Childrens Books 1970-08 by G-Tools |
『Frog and Toad Are Friends』(Arnold Lobel)
シリーズ名:I Can Read Book LEVEL2(ICR2)
YL:1.2
総語数:1968語
累計語数:15922語
『Frog and Toad Are Friends(ふたりはともだち)』を読む。
Frog(かえるくん・緑のほう)とToad(がまくん・茶色のほう)の物語、「がまくんとかえるくん」シリーズの1冊目。5つのお話が入っています。
春がやってきたのでFrogはToadの家に行くのですが、Toadは「まだ眠い」ともう一度寝てしまいます。どうやったらFrogはToadを起こすことができるのでしょうか…。という内容。(Springより)
どれもToadとFrogの友情がよく書けている。5話目の"The Letter"の手紙がこないというToadに毎日会っているFrogが手紙を書いてあげるという話もいいけど、2話目の"The Story"で、病気で寝込んだFrogにするお話を思いつくために、Toadが逆立ちしたり、水をかぶったり、壁に頭を打ち付けたりして一生懸命悩んで、それで逆に気分が悪くなったToadに対してFrogがお話をしてあげるという話がいい。そこで話されるFrogのフォローっぷりがいい感じ。
上に書いた「逆立ち」なんだけど、英語では"stand on one's head"となっていた。挿絵をみればすぐわかるし、単語を見ても「頭で立つ」んだから逆立ちだなって理解できるんだけど、ふだん使わない言葉なのでちょっと新鮮。
ちなみに"stand on one's head"だと頭がついているから三点倒立のこと。腕だけで逆立ちするときは"stand on one's hands"となる。
Uncle Elephant Arnold Lobel Trophy Pr 1986-10 by G-Tools |
『Uncle Elephant』(Arnold Lobel)
シリーズ名:I Can Read Book LEVEL2(ICR2)
YL:1.2
総語数:1785語
累計語数:13954語
『Uncle Elephant』を読む。
子象の両親は子象を残して船に乗って出かけますが、嵐で行方不明になってしまいます。それで子象はおじさん(Uncle Elephant)に引き取られます。Uncle Elephantは子象にいろいろな話をしてくれるのですが…。という内容。
全部で9章に分かれていてそれぞれが小さなお話になっている。ただ1冊の中でストーリーの流れがあるので、それぞれの章が独立しているのではなく、1本のストーリーになっているのでけっこう読み応えがあった。
読んでいくと、Uncle Elephantがとにかく子象のことを大事にしているのがわかる。最初に子象を連れてUncle Elephantの家に向かう時にはUncle Elephantは列車の窓から見える家や電信柱の数を数えているのだが、最後に子象を連れて両親の家に向かう時にはUncle Elephantは列車の中でもう一つの別のものを数えている。これがちょっと泣ける内容だった。行きと同じ表現を繰り返すだけでなく、繰り返しを活かして話の展開を深めていて、なかなかうまくできている。
この本によく出てくる単語の一つに"trunk"という単語がある。何度も何度も出てくるので読んでいくうちに、ああ「象の鼻」のことだなってわかるんだけど、いきなり辞書を引くと「木の幹、胴体」とあるので「胴体」と思って読むと話がわからなくなるので注意。
Mouse Soup (An I Can Read Book) Arnold Lobel Trophy Pr 1983-09 by G-Tools |
Mouse Soup(Arnold Lobel)
シリーズ名:I Can Read Book LEVEL2(ICR2)
YL:1.2
総語数:1339語
累計語数:12169語
『Mouse Soup』を読む。
イタチ(weasel)につかまったネズミは鍋に入れられてスープにされそうになってしまいます。ところがネズミは知恵をきかせて「スープをおいしくするにはお話が必要だ」といいます。ネズミのスープをおいしく食べたいイタチはネズミのお話を聞くのですが…。という内容。
「Mouse Tales」に続いて、この本にも1冊の本の中に4つのお話が入っている。こちらも一つ一つの話はそんなに長くはないので、案外とあっさり読める。あまり印象に残る話はなかったけど、"Two Large Stones"の結末がちょっと意外でまあまあよかったかな。
挿絵が手伝うせいかすらすらと読めた。逆に引っかかるところがなかったので、これはどういう意味だろうという表現とかもなかった。1冊に一つくらいはそういうところを見つけるようにはしているんだけど。
Mouse Tales (I Can Read) Arnold Lobel Trophy Pr 1978-10 by G-Tools |
Mouse Tales(Arnold Lobel)
シリーズ名:I Can Read Book LEVEL2(ICR2)
YL:1.2
総語数:1505語
累計語数:10830語
『Mouse Tales』を読む。
7匹のネズミの子供たちは眠る前にお父さんネズミにお話をおねだりします。そこで子供たちを眠らせるためにお父さんネズミは7つのお話をはじめます。そのお話とは…。という内容。
ということで、1冊の本の中に7つのお話が入っている。一つ一つのお話は短く、どの話も一つの話の中に同じ表現が繰り返し出てくるため、わかりやすく読める本。
でも、同じ表現を繰り返すせいでどの話も似たような感じになってしまって、ちょっと印象に残る話がなかったかな。なんか読んでみても同じような表現をつい読み飛ばしてしまいそうになる。
ていねいに読めば、最後の話の"THE BATH"では、お風呂の水を出しすぎて水があふれていく表現を、床にあふれる(run over on to the floor)、窓からあふれ出す(run out of the window)、隣の家にあふれ込む(run into the house next door)、町全体にあふれわたる(run all over the whole town)と、同じrunという単語を使っていろいろな表現になっていたりもするので、勉強にもなるのだけど。
あれ、こうやってみると日本語の「あふれる」という表現もいろいろあるな。
この本でようやく1万語突破。100万語への道はまだまだ遠い。
Amelia Bedelia (I Can Read) Peggy Parish Fritz Siebel Harpercollins Childrens Books 1992-09 by G-Tools |
Amelia Bedelia(Peggy Parish)
シリーズ名:I Can Read Book LEVEL2(ICR2)
YL:1.4
総語数:1036語
累計語数:9325語
『Amelia Bedelia』を読む。
Amelia Bedeliaはメイドさん。彼女の雇い主のRogers夫妻は一日の作業のメモを書いて出かけてます。Mrs. Rogersのメモには「タオルを交換(change)しておくこと」「家具のほこりを払って(dust)おくこと」「カーテンを引いて(draw)おくこと」などが書かれています。ところがAmeliaはそのリストを見て、タオルを切って形を変え(change)、家具には粉剤をかけ(dust)、カーテンの絵を描いて(draw)しまいます。ちゃんとメモどおりに仕事をしたつもりのAmeliaでしたが、Rogers夫妻が帰ってきて見たものは…。という内容。
あらすじのとおり、同じ言葉を違った意味にとらえてしまうAmeliaの行動がおもしろい話。いろいろ勘違いをしてくるのだが、その勘違いがどれもとんでもなくていい。一番笑える勘違いは「鶏肉を下ごしらえ(dress)しておくこと」のメモを読んで、鶏肉に服を着せる(dress)ところ。服を着させられた鶏肉の挿絵もシュール。
とはいえ、われわれ英語の初学者も同じような間違いをしていることもあるかも知れない。辞書にのっている動詞の第一義ではなく、目的語や前後の文とのつながりから意味を考えないといけない、といった本かも。
今回からI Can Read BookのLevel2に挑戦したわけだが、Level1に比べてもそんなに難しくなかったかな。
SSS多読とは
SSS多読とは洋書を多読することで英語を学ぶ学習法です。
絵本レベルの簡単な洋書からはじめていき、少しずつ語彙のレベルを上げていって、100万語を読むことを目指します。読みながら日本語に訳していくのではなく、英語を英語のまま理解できるようにします。
詳しくは「めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法」のサイトをご覧ください。
多読三原則
1.辞書は引かない
2.わからないところはとばす
3.つまらなければやめる
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2008年1月号のレビュー記事はこちら。
YL(読みやすさレベル)、総語数は『めざせ100万語! 読書記録手帳』のリストを参考にしています。主要GRシリーズ・英米児童書シリーズ・タイトル別単語数リストは多読のオススメ本探しにも使えてとっても便利です。
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プロフィール
ハンドル名:みっち
自己紹介:
→admin 2007年5月から多読をスタートしました。
まだまだ多読初心者だけど100万語目指してがんばります。
読んだ英語の本のあらすじ、感想、英語で気づいた点などをメモがわりに書いていきます。
まだまだ多読初心者だけど100万語目指してがんばります。
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